など苦手分野で悩む経験は誰だってあります。
私もその経験がありました。
そこで今回は苦手分野をどのようにして挑めばいけばいいのかについて紹介していきたいと思います。
- 苦手分野の勉強法
薬剤師国家試験の勉強法やスケジュール例、勉強に役立つツールを紹介しています。
目次
苦手意識をほうっておくと…
「有機化学の反応がさっぱりわからない…」、「薬の名前とか作用機序とかの暗記が苦手…」、「計算問題が来ると思考停止してしまう…」
など苦手意識をもつことは誰にだってあるはずです。
実際私も計算が大の苦手でした。
計算問題が出るだけで思考停止してしまうくらい苦手です。
しかし今では計算問題が出題されても、苦手意識はだいぶ減りました。
まず前置きとして苦手意識を持っているとどうなるかについて紹介します。
1998年から2011年にかけて行われた学力テストのデータをあらためて調べたとこと、「女性は数学が苦手な生き物だ」との偏見を持つ教師に教わった生徒ほど、ハッキリと数学の成績が落ちていたのです。
【出典】最短の時間で最大の成果を手に入れる超効率勉強法 著メンタリストDaiGo Gakken p243
このように苦手意識があると思いこみのせいで自分はやってもできないんだと決めつけてしまいます。
その結果苦手分野をいくら勉強しても身につきません。
ではどうすれば苦手分野を勉強すればいいのでしょうか。
具体的な方法を紹介していきたいと思います。
Step1 苦手分野を把握する
まずはじめに苦手分野が何なのかを把握しましょう。
これだと科目すべてが苦手と勘違いしてしまいます。
科目が苦手と決めつけるのではなく、何の科目のどの分野が苦手なのかまで掘り下げてみましょう。
その結果、苦手科目の中でもできる範囲が見つかったり、苦手な分野をピックアップできるから時間の節約にもなります。
この科目全部苦手!って考えるのではなく分野ごとに細かく区切ることが重要ですね。
Step2 青本や教科書でまず理解する
苦手分野を把握できたら、青本や教科書を使って理解することを目指します。
例を挙げてみます。
私は生物のヌクレオチドの代謝が苦手だったのでまず青本を読んで理解するようにしました。
ここで使うテクニックがメタ認知リーディングです。
*メタ認知リーディングの詳細は違う項目で紹介します
やり方は簡単です。
ざっくりとイメージをつかむ
まずはじめに到達目標をみてどのようなことが書かれているかざっくりとイメージしてください。
【出典】薬剤師国家試験対策参考書改訂第9版生物 2020年版 薬学ゼミナール編集 p386
さらに自分がすでに知っている内容をノートに書きだすこともオススメです。
キュリオシティギャップ読書術については別記事で紹介します。
速読して重要だと思ったポイントにチェックをつける
次に内容の基礎を把握するために軽く読み飛ばします。
ここで重要そうなポイントや知らない単語を見つけたら余白に意味を書いたりします。
理解できなかった部分もチェックしておきましょう。
速読を終えたら熟読します。
熟読をして理解する
速読で理解できなかったところを確認しなおします。
そしてなぜ理解できなかったのか、何の知識が足りなかったのか自分自身に問いかけ理解していきます。
理解し終えたら一度日をあらためて再度熟読しましょう。
最終目標は人に説明できるレベルです。
ここまでいけば苦手が得意に変わります。
Step3 問題を解く
最終目標は人に説明できるレベルといいましたが、そこまでいくのに時間もかかる場合があります。
またずっと読むことに飽きる場合もあるでしょう。
そのためある程度理解できたら一度問題演習をオススメします。
問題は青本の確認問題や練習問題を解きましょう。
すべて解けるレベルまでいけばひとまず終了です。
解けなかった場合は、なぜ解けなかったのかなど自問自答しながら理解していきましょう。
+α マインドマップやQuizletを使おう
理解はできたもののどうしても暗記できないものや覚えることがありすぎて整理できないときもあるでしょう。
そのような場合はマインドマップやQuizletなどのフラッシュカードを利用するのがオススメです。
*使い方は別記事で…
マインドマップ
マインドマップはたくさんの情報を整理するのにオススメです。
とくに病態や薬理など相互に関連している科目ほどマインドマップは役に立ちます。
しかし物理など一見関係ない内容でも自分自身でつながりを見つけて覚えることもできます。
QuizletやAnki
Quizletはスキマ時間に覚えたい内容を暗記するのにオススメです。
あらかじめフラッシュカードを作っておけば通学時間などのスキマ時間に覚えることができます。
まとめ
- 苦手分野を見つけよう
- メタ認知リーディングをして理解を深めよう
- マインドマップなどのツールを使って情報を整理しよう